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MUSCAT2016の開催にあたって

MUSCATは工学系研究科・工学部の授業、国際コミュニケーションM-Skypeの一環として昨年からスタートいたしました。そもそもM-Skypeは日本語を学ぶMITの学生と英語を学ぶ東大工学系学生がスカイプを通してお互いの母語を教えあい、外国語を学びあうために2011年に開発された授業です。双方とも工学系という共通バックグラウンドを持っているためもののとらえ方や考え方に共通点があることから、外国語であっても会話がしやすいであろう、また言語を通して互いの国の大学や就職事情なども学びあうことができるだろうという予測の元に開始しましたが、5年間のスカイプ交流、MIT生の東大訪問、東大生のMIT訪問を経て、双方の学生の言語力および互いの文化理解は見違えるように進歩しました。こんな中、ついに昨年6月には明日のテクノロジーへ向けて (For Asuno Technology) MIT-UT Summer Campが始まったのです。8日間、和式旅館で寝食をともにした学生たちは将来永劫に続く太いきづなを獲得しました。それは今年2月に東大生がMITを訪問したときにも充分感じることができました。`


そしてそのきづなが新しい学生たちに受け継がれて今年もMIT-UT Summer Camp for Asuno Technology (MUSCAT)が開幕します。今年は山中寮内藤セミナーハウスで本当の意味でのサマーキャンプです。HILTI様のご支援でテクノロジーのコンテストも開かれます(詳細はお楽しみに)。2回目となる今年はスタッフも昨年のノウハウを継承し、さらに有意義なものに発展させていくことでしょう。


森村 久美子